こしょう戦隊ペッパーレンジャー! ~コショウの歴史、成分と作用、種類~ ースパイスの王様「胡椒」ー

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こしょう戦隊です!

レッドは、赤トウガラシ、

ブルーは、マリオのアイテム、

イエローは、黄色トウガラシ、

…コショウと関係ないです(笑)

イラスト

 

 

 

 

1. コショウの歴史

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「コショウ」(胡椒|ペッパー、pepper)とは、

コショウ目コショウ科コショウ属の、つる性の植物の種子を、乾燥したもので、

今では、世界中で使われている、スパイス(spice、香辛料)の王様です。

 

インドが原産で、

ヨーロッパ、中国を経て、

日本に伝わりました。

 

原産のインドでは、

紀元前3000年頃から、使われていた記録が残っています。

(現在、世界のコショウの3分の1は、インド産です)

 

冷蔵技術のなかった時代には、

食料を長期保存するためのものとして、極めて重宝されました。

(当時は、コショウに高い防腐作用があると考えられていましたが、

実際は、コショウの防腐作用は、小さいです)

 

紀元前400年頃に、

ヨーロッパに、流入し始め、

 

1世紀のローマでは、

金や銀と同重量で交換されたかのような記述があります。

(当時は、産地インドから、海路と陸路を2年がかりでヨーロッパに運んでいたそうです)

 

中世ヨーロッパにおいては、

ただでさえ高価な香辛料の中でも、最も高価であり、貨幣の代用としても、用いられていたそうです。

(十字軍、大航海時代などの目的の一つが、コショウであったという見方もあります)

 

いずれにしても、

大航海時代に、インドへの航路が見つかるまでは、

「天国の種子」と呼ばれるほど、非常に重宝されていました。

 

中国には、ヨーロッパから、伝わり、

「西方(胡)の香辛料(椒)」という意味で、「胡椒」と呼ばれました。

 

日本には、中国から、伝わり、

そのため、日本でも、「胡椒」と呼ばれるのです。

 

奈良の東大寺に献物された、聖武天皇(しょうむてんのう、756年没)の遺品を中心とした目録、全5巻『東大寺献物帳』(とうだいじけんもつちょう)、第2巻『種々薬帳』(しゅじゅやくちょう)には、「胡椒」という言葉が使われていることから、

日本には、食用としてではなく、薬用として、伝わったものと考えられています。

 

2. コショウの成分と作用

こしょう

 

コショウの成分は、

 

香気成分

  • 精油(せいゆ|essential oil、エッセンシャルオイル)「ペッパーオイル」(pepper oil|およそ2%)

など、

 

辛味成分

  • 「ピペリン」(piperine|5~13%)
  • 「チャビシン」(chavicine|1~3%)

などなど。

 

これらの成分の4分の3は、果皮(かひ)に含まれます。

 

 

コショウの作用は、

 

  • 食欲促進
  • 消化促進
  • 発汗促進
  • 殺菌、抗菌、防腐、防虫
  • 抗がん
  • 抗酸化
  • 健胃(胃を丈夫にする)
  • 駆風(くふう|胃腸内にたまったガスの排出)
  • 利尿
  • 鎮痛
  • 強精

など。

 

  • 食欲不振
  • 消化不良
  • 腹部膨満(ふくぶぼうまん|胃腸内にガスがたまる)
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 歯痛
  • 腹痛
  • 胃弱(いじゃく|慢性的に胃が弱い)

などの症状に対して、有効です。

 

 

辛味成分「ピペリン」は、

 

窒素を含む、特殊な植物成分「アルカロイド」(alkaloid|語源はアルカリ性ですが、中性、酸性を示すものも…)に分類され、

強い、薬理作用があります。

 

他の成分の吸収率、薬理作用、薬物代謝にも、影響を与えますので、

多量に摂取した場合には、健康被害が発生する可能性があって、注意が必要です。

 

3. コショウの種類

コショウ

コショウ2

「コショウ」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%82%A6)

 

コショウは、

 

果物のブドウの房(ふさ)のように、固まって、実がつき、

最初、緑色だった実は、成熟すると、

赤色に、色づきます。

 

 

コショウの種類は、

 

完熟前の緑色の実を、

①発酵させた「黒コショウ」(黒胡椒|black pepper、ブラックペッパー)、

②発酵させない「青コショウ」(青胡椒|green pepper、グリーンペッパー)、

 

完熟した赤色の実の、

③皮をむいた「白コショウ」(白胡椒|white pepper、ホワイトペッパー)、

④皮をむかない「赤コショウ」(赤胡椒|pink pepper、ピンクペッパー)、

 

の4種類。

 

 

原材料は、いずれも同じ、コショウ属の「コショウ」という植物の種子です。

 

 

“コショウ”という言葉は、非常に紛らわしいもので、

 

  • サンショウモドキ属の「サンショウモドキ」の実も、
  • サンショウモドキ属の「コショウボク」の実も、
  • ナナカマド属の「セイヨウナナカマド」の実も、

“ピンクペッパー”と呼ばれています。

 

かつては、ヨーロッパにおいて、

同じコショウ属の「ヒハツモドキ」の実が、

“コショウ”と混同されていました。

 

日本の九州北部をはじめ、一部の地域では、

トウガラシのことを、

“コショウ”と呼ぶことがあります。

 

主に、九州北部で生産される「柚子胡椒」(ゆずこしょう)の”コショウ”は、

コショウではなく、トウガラシのことです。

 

トウガラシは、

“レッドペッパー”と呼ばれています。

 

“グリーンペッパー”は、

ピーマンを指す場合があります。

 

…\(^o^)/

 

何かだんだん、紛らわしくなってきたので、これでおしまい

 

①「黒コショウ」(黒胡椒|black pepper、ブラックペッパー)

 

  • 風味が強い
  • 肉料理との相性が良い

下ごしらえや、ストレートな辛みがほしいときに、最適。

 

②「青コショウ」(青胡椒|green pepper、グリーンペッパー)

 

  • 風味が爽やか
  • タイ料理では、調味料としてではなく、食材として使用する

ほとんど辛みはなく、料理の彩りに使われます。

 

③「白コショウ」(白胡椒|white pepper、ホワイトペッパー)

 

  • 風味がやわらか
  • 魚料理との相性が良い

料理の仕上げに用いると、いいでしょう。

 

④「赤コショウ」(赤胡椒|pink pepper、ピンクペッパー)

 

  • 風味がマイルド
  • ペルーなど、南アメリカの料理で使用されることが多い

ほとんど辛みはなく、料理の彩りに使われます。

 

☆おすすめ

ペッパーミル

 

コショウは、既にひいた状態(粉末)で、売られているものが多いですが、

本来の風味を楽しむなら、「ペッパーミル」(pepper mill、卓上コショウひき)で、使うたびにひくのが理想的。

 

ひきながら、振りかけちゃって下さい(・ω<)キリッ

 

おしまい

 

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