chapter 4. 「究極の証明」 ー真理の章ー

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「地獄の門」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)

 

証明(しょうめい|proof)とは、正しい命題から、ある命題の真偽を証すこと、明らかにすることです。

chapter 1. 「科学とは」 ー論理の章ー

 

「真理がないと、真理の証明ができない」

厳密な意味での証明とは、真理から、ある命題の真偽を証すこと、明らかにすることです。

真理で真理を証明することのできる「自己言及」こそ、真理に最も近い、究極の証明です。

イラスト

 

 

 

 

1. 究極の証明

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「考える人」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)

 

「真理は、存在する」という真理。

 

この命題以外の一切を排除して、この命題のみで、この命題が正しいと判断できるなら、それは真理で真理を証明したことになります。

 

 

「真理は、存在する」と思って下さい。

 

「真理は、存在する」と思うことは、「真理は、存在する」という命題が正しいと思うこと、「真理は、存在する」という真理が、頭の中に存在することを意味します。

 

したがって、「真理は、存在します」。

 

 

これが、真理に最も近い、究極の証明です。

 

皮肉にも、

「真理は、存在する」と思うことが、真理の存在を証明していた、

ということです。

 

ですが、究極ともいうべきこの証明にも、思わぬ落とし穴があります。

 

2. 過去と未来の不完全性

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「世界は、ほんの一瞬前に作られたかもしれない」(事実の不完全性、過去の不完全性)

 

事実が真理であることの証明ができない以上は、真理へ到達することはできないことになります。

 

 

「同じ原因から、異なる結果が起こるかもしれない」(因果関係の不完全性、未来の不完全性)

 

因果関係(いんがかんけい|causal relation、causation)とは、原因と結果の関係のことです。

 

例えば…

重力があるから、物が落ちますが、

因果関係が不完全だと、重力があっても、物が落ちないかもしれません。

 

条件が全く同じでも、異なる結果が起こるかもしれないということです。

 

この因果関係が真理であることの証明ができない以上は、不変、かつ、普遍の命題に到達することはできないことになります。

 

 

次章では、最後に、これまでの内容を踏まえて、理論を構成することに挑戦します。

 

~To be continued next chapter~

 

理論

 chapter 5. 「理論とは」 ー体系の章ー

 

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